第39回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会(主催・那覇地方法務局、県人権擁護委員連合会)表彰式が7日、那覇市で開かれ、八重山から最優秀賞に石垣二中3年の南愼之輔君、白保中学校2年の石垣花緒さんを含む5人が表彰された。県大会での表彰を受け那覇地方法務局石垣支局・石垣人権擁護委員協議会(森永用朗会長)は10日、石垣第二中学校体育館で入賞者表彰伝達式・朗読会を開催した。
県大会表彰のほか、石垣人権擁護委員協議会長賞に4人の計9人表彰され、朗読会では最優秀賞の南愼之輔君、優秀賞で大浜中学校3年の前盛志帆さん、石垣二中3年の新谷希乃華さんの力のこもった発表があった。
森永会長は「八重山地区の人権意識は年々高くなっており、中学生の皆さんには人権問題に勇気をもって取り組んでもらい、夢に向けくじけずに頑張っていることを感じることができた」と感想を述べた。
同作文コンテストには県内から6000余りの応募があり、八重山では13校から306編の応募があった。
いじめ問題、虐待問題、障害がある人に関することなどをテーマに、ハンセン病、男女差別、戦争と平和など、幅広い観点からの作文が集まった。
最優秀賞の南君は「作文を読んで少しでも人権や差別の問題に対して理解を深めてほしい」と呼び掛けた。
表彰されたのは次の皆さん。
▽最優秀賞=石垣花緒(白保中2年)、南愼之輔(石垣二中3年)▽優秀賞=前盛志帆(大浜中3年)、新谷希乃風(石垣二中3年)▽奨励賞=宮里華(石垣二中3年)▽人権擁護委員協議会長賞=喜友名天花(石垣二中3年)、石垣有那(石垣二中3年)、兼元奈々美(石中3年)、早野幸華(大浜中3年)