生産量は7万7992㌧見込む 石垣島製糖 操業始まる

操業の安全を祈願し、一斉にサトウキビの束を投げ入れた=12日午後(石垣島製糖提供)

 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は12日、構内で2019/2020年期の製糖開始式を開いた。製糖終了日は来年3月18日を予定している。同社資料によると今期の原料収穫面積は1300㌶(前期比87㌶減)で前期に比べ6・2%減少し、原料生産量は7万7992㌧(同1万2108㌧減)を見込む。
 今期は機械刈原料比率が85%と、前期の83・7%から1・3ポイント上昇している。
 松林社長はあいさつで、「(長雨の影響で173日という)前期の長期の製糖期間の影響から整備期間は平年と比較して約1カ月の短縮となったが、社員の頑張りで整備計画通りに実施できた」と強調。新工場建設について「島にとっては極めて重要かつ公共性の高い施設。県・国からの援助を期待する」と話した。
 多宇弘充取締役農務部長は「サトウキビの出来は例年より上回っている。台風の被害も数なかった。比較的栽培期間が前期より長くなったが、天候には恵まれた」と話した。

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