手話コメディーで会場魅了 劇団アラマンダが出張公演

手話コメディーで盛り上げた劇団アラマンダのみなさん=11日、石垣市民会館大ホール

 石垣市障がい福祉課は11日夜、石垣市民会館大ホールで石垣市手話言語条例施行を記念した「出張!劇団アラマンダin石垣~手話で笑おう~」を開催し、笑って学べる手話コメディーで手話への理解を深め、来場者を楽しませた。
 劇団アラマンダの大屋あゆみ座長=宜野湾市出身=は聴覚障がい者の両親を持ち「障がいのある人にもお笑いを楽しんでほしい」と劇団員のメンバーと手話を通じた喜劇などで県内で活躍している。
 イベントでは動きを使ったジェスチャー伝言ゲームやうちわを使ってティッシュをごみ箱に入れるゲームなど、耳が聞こえない人でも楽しめる内容で会場を盛り上げた。
 大屋さんが手話で話したジェスチャーの意味を答えるクイズも出題し「ほしずな」「とうぎゅう」といった珍しいジェスチャーにメンバーが予想した珍回答に会場は笑いに包まれた。
 ドラマを見て手話に興味を持って参加した米盛乃梨華さん(9)は「とても楽しかった。手話を全部覚えたい」と笑顔。いとこの米盛勝仁(かつひと)君(13)は「笑うところがたくさんあって面白かった。大満足です」と満足げな様子だった。
 開会前のあいさつでで石垣市福祉事務所の大浜方信所長は「手話は言語である。と条例冒頭にあるように、聞こえる人も聞こえない人も助け合える地域づくり、手話を使いやすい環境づくりが重要。手話を通して手話の素晴らしさを知り、関心を寄せてもらいたい」と期待した。
 石垣市は手話基本条例を県内で4番目に制定し、今年4月1日から施行。市主催のイベントなどで手話の同時通訳が行われている。

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