児童自身が率先 宮良小で無言清掃励行

黙々と無言清掃に励む児童=9日午後、宮良小学校

 宮良小学校(仲間一史校長、全校児童133人)で、児童による無言清掃の試みが7月からスタート。毎日、黙々と校内の清掃に取り組んでいる。無言清掃とは、文字通りひと言も話さず清掃することを指し、福井県の中学校で導入されて全国的に知られるようになった。無言で清掃することによって所要時間を短縮。それによって達成感を感じて周囲に認めてもらい、自尊感情を引き出すといった効果があるという。

 同小では2017年から無言清掃の導入に挑戦していたが、実現していなかった。ところが今年7月、5、6年生が「休み時間を5分長くしたい」と仲間校長に伝えことがきっかけとなり、児童から無言清掃へ動いた。6年生が下級生を指導する「縦割り」で実行した。
 学校側も積極的に児童に働きかけた。教諭らが朝会で呼びかけたほか、生徒指導担当による掃除の仕方の説明、無言清掃のお手本動画を作成し児童に見せるなど工夫を凝らした。
 9日の無言清掃では、午後1時5分ごろ、無言清掃を始める前に児童が各担当場所に集まり、6年生が下級生たちに指示。児童らは静まり返った中で清掃を始め、終了予定の7分前には掃除を終えた。余った7分間は外で遊んだり、好きなように活用していた。
 6年担当の桑江大地教諭(35)は「人前に立つのが苦手な子でも誰でもリーダーになれるよう、掃除開始時の指示マニュアルを作成するなどサポートした」と振り返る。宮良小は高学年がリーダーとなり、下級生たちに教える伝統があることも児童の背中を押した。
 仲間校長は「掃除以外にも朝学校に早く来るなど、タイムマネジメントがだいぶできるようになっている」とうれしそうに話した。
 6年生の大城愛夏(あいか)さん(12)は「無言清掃で休み時間が長くなりほかにできることが増えた」と笑顔を見せた。
      (渡部節子)

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