八重山祭祀写真を展示 故比嘉・上井氏が撮影 宜野湾市

シンポジウムでは、有識者と来館者が意見交換した=21日午後、佐喜眞美術館

 「ときがみつめる八重山の祭祀写真・比嘉康雄・上井幸子写真展」(主催・まぶいぐみ実行委員会)が18日から23日まで、宜野湾市の佐喜眞美術館で開催されている。21日はシンポジウムも開催され、県立芸術大学の波照間永吉教授、神奈川大学の後田多敦教授、ライターの安里英子氏、写真家の比嘉豊光氏らが来館者と意見交換した。
 写真展では、沖縄の本土復帰後、県内で活躍した写真家・比嘉康雄(2000年没)と上井幸子(11年没)が、生前に撮影した写真約200点を展示。約40年前の石垣、与那国、小浜、竹富、西表の祭祀の様子を写した写真が館内で楽しめる。

 シンポジウムでは、登壇者4人が比嘉、上井の2氏が残した写真の意義や活動について振り返った。また、八重山の祭祀の特徴も紹介した。
 波照間氏は「祭りは生活と共にある」とし、島民の生活全体の中に祭りがあると理解すべきと訴えた。その上で、大量に残されている比嘉の写真について「遺産になると思う。ノートや写真資料もあり、宝となる」と強調した。
 来年1月16日から同19日までは、関連展として「与那国展」がDiDi与那国交流館で開催される。また、「石垣展」が同23日から同26日まで石垣市民会館で開催される。シンポジウムも同25日に開催される。

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