川平村結願祭(主催・川平公民館)が17日、群星御嶽で開かれ、獅子舞や棒術、太鼓、舞台狂言などを多くの地域住民らが楽しんだ。同結願祭は川平村最大の神事とされており、今年は同公民館が川平部落会として発足してから90周年となるのを記念し、舞台用の幕が新調された。
プログラム前半は神前拝礼、出演者全員による総踊りでスタート。太鼓、獅子舞の一座が座見舞いを行った。川平小学校の全男子児童30人は、かわいらしい太鼓を披露した。
本舞は太鼓、棒、獅子舞の順で行われ、川平村独特の三人棒や八重山で最古とされる獅子舞が勇壮に演じられた。
高嶺善伸川平公民館長は「景観をしっかりと守りつつ、観光産業と農業、暮らしが共存する地区として川平地区を発展させたい」とあいさつした。
プログラム後半は舞台芸能が行われ、「川平口節」や「川平鶴亀」などの舞踊が華やかに演じられた。芋掘りの様子を面白おかしく演じた「アッコンプル狂言」では、会場から大きな笑いがおきた。