玉城デニー知事は26日午後、県政記者クラブの合同インタビューで石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画について「現状では必ずしも住民合意ができているとは言い難い」と述べ、防衛省に対し、工事の一時中止と説明会開催を要求した。「十分な情報開示を行い、丁寧に説明し、配備スケジュールありきで物事が進まないよう、これからも求める」と述べた。
離島の福祉政策では、新八重山病院の建設や、ドクターバンク登録医師の診療所への仲介などを実施し、医療体制の整備に取り組んだと成果を強調。医師不足の解消に向け「宮古・八重山、北部地域で勤務する医師の数は徐々に増える見込みだ。取り組みを推進して、医師不足解消を目指す」と述べた。
経済政策では、クルーズ船の誘致や航空路線の拡充、観光客の受け入れ態勢の強化などで「入域観光客数は、2011年度から2017年度までの6年間で約2倍に増加した」とアピールした。「自然や独特の文化を活用した体験型(観光)メニューの造成や、特産品の開発などにも取り組む必要がある」と指摘した。