県が26日発表した11月の入域観光客数は79万9200人で、前年同月比4000人(0・5%)増となり、11月としての過去最高を更新した。韓国人観光客数は、日韓関係悪化による訪日自粛の影響を受け、前年同月比87.2%の大幅減となった。
国内客は60万100人(前年同月比0.7%減)で、航空会社の先行割り引き航空券販売などが安定していたものの、前年の「おきなわ技能五輪・アビリンピック」開催に対する反動などから前年を下回った。12月は年末年始の旅行需要の高まりが期待されることから、好調に推移する見込み。
外国客は19万9100人(同4.2%増)、韓国の航空路線減便で韓国客が5500人にとどまったが、クルーズ船の寄港回数が増加したことから、台湾客が4万8100人(同13.7%増)、香港客が1万7200人(同29.3%増)となるなど、前年を上回った。
12月も韓国客は減少が予想されているが、香港市場の航空路線拡充や、クルーズ船の寄港数増加で、堅調に推移すると見られる。