ゴルフ場「9月着工にめど」 官民で計画全面支援へ 高木会長ら会見

ゴルフ場の着工について記者会見する高木会長(中央)ら=6日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ

 八重山ゴルフ協会の高木健会長は6日、石垣市内のホテルで各経済団体の代表や中山義隆市長らと記者会見し、株式会社ユニマットプレシャスが前勢岳周辺で計画しているゴルフ場を含むリゾート施設「石垣リゾート&コミュニティ」(仮称)について「9月着工のめどが立ちつつある」と報告。官民で計画を全面支援する姿勢をアピールした。中山市長は「環境を守る点では最大限に配慮している」と計画を評価した。
 記者会見には市商工会、市観光交流協会、八重山漁協などの代表が同席。高木会長は「自然と調和し、自然とふれあうゴルフ場建設の夢を実現することが求められている」と訴えた。

 中山市長によると、現在、地域未来投資促進法を活用した予定地の農振除外や農地転用の手続きが進んでおり、県、国との調整に3カ月程度かかるという。事業計画の認可が下りるのが9月ごろになると見られる。高木会長によると、並行して環境アセスの手続きも進んでおり、7月ごろには終了の見込み。
 予定地は約127㌶で、コース周辺にホテルやヴィラハウスなどを分散配置する計画。予定地にあるサガリバナ群落、イタジイ群落、ウガドゥカーラの沢、カンムリワシ生息地は、用地造成を避けるなどして保全を図る。

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