石垣市の登野城土地区画整理事業で昨年11月末に完成した「第2号公園」が「とぅぬすく公園」と名づけられ、10日午前、同公園で登野城小学校(宮良勝也校長)の4年生、102人が参加し、テープカットと除幕式が開かれた。「とぅぬすく公園」の命名には、登野城小学校の4年生が協力し、小池美寿々(みすず)さん(10)の案が採用された。
同公園は南北に高低差3メートルをフラットにし、段差のない公園として有効面積を取れるように工夫。北側に整備前に生えていたヤエヤマシタンを移植した。東側と西側には植栽エリアを向け、季節の花などを自由に育てるエリアを設置。南側は遮熱性塗装を施し、夏場の温度上昇の抑制に努める設計となっている。
中山義隆石垣市長は「平たい芝生の大きい公園になったので、思いっきり遊んで走り周ってもらいたい。植栽スペースもあるので地域の皆様とも触れあえる公園として活用してほしい」とあいさつした。
名称を考えた小池さんは「あがろーざ節から『とぅぬすく』という島言葉を知り、母親と一緒に考えた。自分たちも鬼ごっこなど楽しく遊んだり、ヤエヤマシタンの木もすくすく育ってほしい」と願いを込めた。
セレモニーでは小学生のアトラクションも行われ、地域を代表して登野城5町内会の上地正宏会長、8町内会の田場由勝会長もあいさつした。
登野城土地区画整理事業では良好な住環境と公共施設整備を目的に、地区内に6カ所の公園を配置する計画。「とぅぬすく公園」は、1号公園(アップル)、3号公園(パイナップル)に次いで3番目に竣工した。