沖縄に春を告げるヒカンザクラ(バラ科)の濃いピンク色の花が咲き始めた。
ヒカンザクラは花芽(かが)が一定期間、低音にさらされないと活動を開始しないことから、気温の低い本島北部の国頭や本部から開花が始まり、南へと移動していく。
石垣市中央運動公園東側の植栽ますでは、ヒカンザクラが数輪の花を咲かせた。石垣島地方気象台によると、石垣でのサクラの開花は平年1月16日。登野城の民家の庭でも、次々と花を咲かせているところがある。
これから見ごろを迎え、2月には満開となり、沖縄はサクラ一色に染まる。
一方、13日は大陸からの寒気の入りで石垣市盛山(南ぬ島石垣空港)で15.9度、登野城と大原で16度と各地とも冷え込み、1月下旬並みから2月上旬並みの寒さとなった。(南風原英和)