「民主主義のスイッチ押したい」 ウーマン村本さん、石垣で独演会

 ―独演会を前に石垣島の人たちに知ってほしいことは。
 「僕の故郷は福井県のおおい町という町です。おおい町にはおおい原発があります。その隣は高浜町で高浜原発、その横は美浜町美浜原発、その横は敦賀のもんじゅがありました。原発銀座と皮肉を言われるぐらい原発が集中していて、それだけ経済を原発に頼ってます。しかしその危険性のことはあまり議論されません。してもしょうがないと思ってます」
 「もんじゅが廃炉になった時に敦賀の屋台のラーメン屋がたくさん閉店しました。原発作業員で潤ってる町なのでなくなった時に仕事がなくなる人が沢山いる。それを東京などで話すと『今まで原発に甘えてたツケやろ』と辛辣な言葉をかけられたことがありました」
 「原発は安全だ、全てに犠牲は必要だ、と偉そうに語る人は多い、しかし、その原発がなくなった時に急に自己責任論を持ち出してくる。島のことは後悔ないように島の人で決めてほしい」
 「僕が行くことによって少しでもメディアが注目し、僕の独演を聴くことで少しでも誰かの民主主義のスイッチを押すことができたら、と、そう思っています。講演会ではありません、必ずどのお笑いよりも笑わせます。本当のお笑いを見せに行きます」
 チケットはウェブサイト「Peatix」で購入可能。前売り3000円、当日3500円(座り自由・限定90席)。 (渡部節子)

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