県と沖縄ツーリスト(OTS)、県ハイヤー・タクシー協会、ノボテル沖縄那覇は15日午前、県庁で記者会見し、スマートフォンのアプリで予約や決済を行い、那覇市内を周遊する新しい観光サービスの実証実験を2月1日から実施すると発表した。
那覇空港から那覇市内のホテル、首里城などの観光地を巡る。全国初の試みで、OTSが販売を担当。県ハイヤー・タクシー協会が運航する最大10人乗りの車両を使用する。
複数の乗降ポイントを設け、AIが最適なルートを割り出す。1日利用は1480円で、乗り放題。車両の利用と世界遺産・玉陵(たまうどぅん)の入場料、300円相当の電子マネーが付く。首里城復興支援と空港周辺の渋滞緩和を目的に実施される。
1月16日からウェブサイト内で販売を開始する。電子マネーは首里城公園や国際通りの一部店舗で利用できるため、経済効果も期待される。
玉城デニー知事は会見で車両のロゴマークを説明。「首里城周辺の観光周遊を側面的にサポートする」とアピールした。