石垣市さとうきび生産組合(伊敷繁光組合長)が19日、石垣島製糖株式会社(松林豊代表取締役社長)を訪れ、新工場を建設する際に「現在の処理能力以上の充実した機能を」「100日程度の創業短縮に努めて」と要請した。
要請には伊敷組合長と根間建有副組合長らが参加。伊敷組合長が要請文を読み上げた。現工場については、一日の処理量が千㌧となるがトラッシュ等の混入で処理量が低下していることを指摘。新製糖工場建設に向けた取り組み強化を求めた。
要請を受けた松林社長は、県全体平均の操業日数が85日であることを示し、昨年の石垣島では150日に及んだことを紹介。「新工場を計画している。組合の意向に沿った形で進めたい」と話した。
同社によると新製糖工場に進捗は、国とのヒアリング中で工場の規模や予算資料を作成中。担当者は「150億円規模になる」と話している。来年4月施行の働き方改革関連法施行をベースにした整備計画を、近く石垣市と国に提出する予定。