首里城再建に「全力」 基地負担、抑止力維持し軽減

 安倍晋三首相は20日の施政方針演説で、沖縄に関し、焼失した首里城の再建について「一日も早い復元に向け、全力を尽くす」と表明した。米軍基地負担軽減に向け、2020年代前半の海兵隊のグアム移転を実現させる方針を改めて示し「抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に、一つ一つ結果を出す」と述べた。米軍普天間飛行場の辺野古移設には触れなかった。
 日米安全保障条約は、改定の署名から60年を迎えたことに言及。「日米同盟は、今、かつてなく強固なものとなっている」と強調した。

 那覇空港第2滑走路が3月に供用開始することについて「発着枠を10万回以上拡大することにより、アジアのゲートウエーとして、沖縄の振興に取り組む」と期待した。
 沖縄でも発生した豚コレラ(CSF)の対策を一層強化し、野生動物の感染が発見された場合にも、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限などのまん延防止措置を実施できるようにする方針を示した。
 アフリカ豚コレラ(ASF)についても、海外から持ち込まれる肉や肉製品の検疫を強化し、水際対策を徹底する。

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