石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の上原秀政共同代表らが22日、石垣市役所を訪れ、平得大俣地区で進められている陸上自衛隊配の駐屯地建設工事の騒音で「住民が苦痛を強いられている」として、市に騒音を測定するよう要請した。
現在は用地造成工事が進められているが、要請書では、昨年12月以降、近隣住民から騒音の苦情が寄せられていると指摘。簡易な測定機では、法律の基準値を超える時もあるとしている。
沖縄防衛局に対し、必要な対策が明らかにされるまで、掘削、砕石などの作業中止を要請することも求めた。
このほか①カンムリワシ営巣期間の工事中止②工事による水道水、農業用水への影響の調査③弾薬庫の安全確保に関する防衛省への説明要求④建設地の旧ジュマールゴルフ場の開発の経緯確認―なども要請した。
企画政策課の棚原長武課長が要請書を受け取り「市長、副市長、関係各課に伝える」と応じた。