国が宮古島で進める陸自配備に反対する「ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会」(下地博盛共同代表)メンバーと沖縄平和運動センターの山城博治議長らが22日午後、県庁で池田竹洲知事公室長に会った。山城博治議長は「(陸自配備を)了解できないとメッセージを出してくれないと、玉城県政を支える信義が揺らぐ。この姿勢が改まらないなら玉城知事に直談判する」と語気を強めた。
池田氏は「住民合意もなく地域に分断を持ち込むような強硬配備は認められない。現状は十分な住民合意が得られるとは言い難い」と従来の見解を繰り返した。
下地氏は弾薬庫と住宅との距離について「陸自の計測で250㍍しかないが、実質はもっと近いかもしれない。保管される弾薬量も一切明らかにされず納得できない」と批判。住民の会や同席した県議らは、地下水汚染や断層、汚染水流出による海洋汚染の危険性も訴えた。「今こそ知事が現場を見て工事を止めるべき」(亀浜玲子県議)と宮古、石垣島の視察を求めた。
池田知事公室長は「私から知事に直接報告する」と述べた。