同協議会では各エリアのワーキンググループで検討された利用ルール・マナーなどを取りまとめた各案が示され、協議された。
ヒナイエリアではガイド1人、1事業所当たりの各案内客数の上限を検討している。
「西表島の自然体験フィールドにおける観光管理の考え方(案)」として、一定のルールの下で観光利用を行う「自然観光資源」、基本的に観光利用不可とする、世界自然遺産推薦地内で自然観光資源以外の「保護エリア」、自由な観光利用が可能な「オープンエリア」の利用区分とその検討内容を示した。
同協議会は利用ルールや制限対象エリアなどを記載した「全体構想案」を策定し、今夏、国の関係省庁に提出する予定。審査の後、認定・制度運用開始となる。
ヒナイ川では現在、▽マングローブの根の損傷▽野外排泄による悪臭の発生▽カヌーの係留▽滝つぼのピーク時の過密―などの問題が発生しているという。