「初ランは石垣島で」を合言葉にした第18回石垣島マラソン(主催・石垣市、石垣市教育委員会、石垣市体育協会)が26日、石垣市中央運動公園を発着点にフル、24キロ、10キロの3コースで行われ、フル男子は仲間孝大(31)=豊見城=、フル女子は川内侑子(34)=埼玉=が共に初優勝を果たした。大会には合計で4089人が出場し、3845人が完走。完走率は94%だった。
1393人が参加したフルでは、男子は16キロ付近で先頭集団を抜けた仲間がそのまま独走し、終盤追い上げた大城優人=新川=を振り切ってゴールした。同女子の川内は2位に24分の大差をつけ先頭でゴールテープを切った。
961人が参加した24キロで男子は棚原憲哉(26)=名護=、女子は矢崎なつみ(30)=東京=が初優勝。1735人が参加した10キロでは川満晃弘(38)=西表島=が2年ぶり2回目の優勝、女子は根本侑実(26)=神奈川=が初の栄冠を勝ち取った。
石垣島気象台によると、この日の天気は午前中は曇りで時折晴れ間も見えたが、正午過ぎには強い雨にも見舞われた。スタート時の午前9時の気温は23.7度、湿度93%、南東の風4.7メートルで走りやすく、少し暑い気候となった。給水ポイントでは水分補給と氷水に浸かったスポンジで体を冷やすランナーも多くいた。
沿道からはランナーを応援しようと太鼓を持って声援を送ったり、エイドステーションではボランティアが総出で献身的にランナーのケアを行った。
マラソン後には市総合体育館で交流会も開かれ、抽選会ややなわらばーやきいやま商店のライブで盛り上がった。
大会のスターターはフル・24キロはサンマリノ共和国のマンリオ・カデロ大使、ルクセンブルク大公国のピエール・フェリング大使が務め、10キロはきいやま商店の3人が号砲を打ち鳴らした。