2019年度アグリチャレンジ起業者育成事業販売促進会が25日、JAファーマーズマーケットゆらてぃく市場で開かれ、4事業所が改良や販売法などの研究を重ねてきた自慢の逸品を販売した。
石垣島バニラの金城美沙江代表は消費者向けの自社で生産・加工した石垣島産バニラビーンズとシュガーを販売。商品について「石垣島産の安心安全で無農薬の商品ができた。シュガーはトーストに振りかけたり、コーヒーに入れたりと、子どものおやつに使用したり、完全石垣島産のオリジナル商品を開発したい事業者の人にも手に取ってもらいたい」とPRした。
三和ヘルシー加工所(平安山盛子代表)の上原かよ子さんは新商品としてこれまで販売してきているアンダーンスゥーやパパイヤの栄養漬けのほか、新たにシークワァーサー入りのサーターアンダギーを販売。「身近にある二つを掛け合わせて、果汁の酸味と風味を逃がさないように試行錯誤して調合した。かんきつのさわやかな香りが味わえるので若い女性の方にたくさん食べてほしい」と期待した。
バニラビーンズとシークワァーサー入りサーターアンダギーの2品目は25日から同市場の地元産商品コーナーで販売が開始された。
そのほか西表島フルーツのパインジュースやドライパインの販売。石垣島フルーツランドのゴーヤージェラートやマンゴージェラートの試食などもあった。
同市場の山根聡店長は「県内にJA関係の店舗や全国に提携店もある。問い合わせがあればすぐに対応していきたい」と新製品の販路拡大に期待した。
4事業所は沖縄本島で開催予定だった「花と食のフェスティバル2020」に出店予定だったが豚コレラの影響で中止となり、同市場での開催となった。
この日はプロのバイヤーも訪れ、販売方法やポップの見せ方、試食の呼び掛け方法などを伝授した。