2月1日から本格的に始動するプロ野球沖縄キャンプを前に、29日午後、県主催のオープニングイベントがイオンモール沖縄ライカムで開かれた。県文化観光スポーツ部の新垣健一部長が知事代理で開幕宣言を行い、受け入れ市長村代表も登壇してキャンプ地の魅力をPRした。
イベントにはゲストとしてタレントの松村邦洋さんと元日本ハムファイターズの糸数敬作さんも登壇。キャンプの見どころなどをユーモアを交えて紹介し、会場の笑いを誘った。
松村さんは石垣島でキャンプを行うロッテの佐々木朗希投手を話題に挙げ「今後の活躍が期待できる佐々木投手を、皆で育てるつもりで応援しましょう」とアピールした。
新垣部長は「各キャンプ地へ足を運び、一流のプレーを間近で体感し、熱い声援を送っていただきたい」と呼び掛けた。
今年度の春季キャンプでは、沖縄に日本プロ野球9球団、韓国2球団のほか、新たに中国から1球団を迎える。
プロ野球キャンプによる昨年の経済波及効果は1041億円と推定され、観客数も40万8千人と過去最高だった。今年は名護市で新球場、宜野湾市では室内練習場が完成し、より充実した受け入れ環境が整備されることから、さらなる観客動員が期待されている。
県はガイドブックの配布、WEBサイトでの情報発信、那覇空港での「めんそーれパーク」と題したキャンプブースの設置、国際通りでバナーの表示、イオンモールライカムではユニフォームの展示など、プロ野球キャンプを盛り上げる取り組みを行う。