中国を中心に新型コロナウイルスによる肺炎患者が拡大している問題で、石垣市内のドラッグストアや大型店でもマスクが売り切れたり、品薄となっている。
真栄里にあるドラッグイレブン石垣店では30日、台湾人観光客などが殺到、マスクを両手いっぱいに買い込む姿がみられた。
マスクはほとんど売り切れとなり、陳列棚はガラガラ。在庫商品を補充してもすぐ売り切れるため、一人2個限りとしている。
50代の女性は「東京ではマスクが手に入らないので、娘に送ってあげる」と話した。
売り場担当者によると、春節(中国の旧正月)が始まった23日ごろからマスクの売り切れが起きた。品薄の商品もまもなく底をつきそうで、マスクの入荷日や数量は未定という。
外国人観光客の増加で石垣市でも警戒感が高まっており、感染者がいつ発生しておかしくない。
県や石垣市など関係機関では「インフエンザ対策と同様、マスク着用のほか、外出後のうがいや手洗いをしっかりして」と呼びかけている。(南風原英和)