宮城君「立派な自衛官に」 陸自高等工科学校 八重山初の推薦合格

優勝旗を背に、陸上自衛隊高等工科学校への推薦合格通知書を手にした宮城君(中央)と、(右から)反橋所長、昭次さん、宮良教諭、島仲校長=6日午後、大浜中校長室

 自衛隊の陸曹となる人材を養成する陸上自衛隊高等工科学校(神奈川県横須賀市)に、大浜中学校3年の宮城凱斗(よしと)君がこのほど、八重山から初めて推薦合格を果たした。6日、「体力面だけでなく、勉強もしっかりして、立派な自衛官になりたい」と決意を話した。
 同校は男子のみの全寮制で、入校後は特別職国家公務員となり、自衛隊員の身分となる。3年間で▽一般教育▽電子機械工学などの専門教育▽自衛官としての素地を作る防衛基礎学―を学び、クラブ活動なども行う。
 推薦採用試験では口述、筆記、身体検査に加え、数学・理科・英語の評定が4以上などの成績面と、部活動などで顕著な指導力を発揮したという資質面での学校側の推薦が必要とされる。今回、県内推薦受験者は3人で、宮城君のみが合格した。

 宮城君は中1から柔道を始めたが、大浜中に柔道部がなかったため1人で創部。父・昭次さん(48)と優勝を約束し、部員を徐々に増やしていった。昨年は新人大会で個人と団体で優勝、夏季大会で団体優勝を果たした。新人の県大会では個人3位となった。
 3年間担任だった宮良用馬教諭(28)は「やると決めたらやり通す力がある」と期待した。
 6日午後、大浜中校長室で合格通知書交付式が行われ、自衛隊沖縄地方協力本部石垣出張所の反橋寛之所長が宮城君に手渡した。
 宮城君は「中学入学当時から元自衛官の父に学校のことを聞いて入りたいと思っていたが、昨年は災害が多く、災害派遣での自衛官の活躍を目にし、より入りたい気持ちが強くなった」と笑顔を見せた。入校後は「柔道も強い学校なので続けてやっていきたい」と意気込んだ。
 昭次さんは「1年のころから部活も勉強も頑張れと言い続けていたが、部活で優勝し、合格もできたので大変うれしい」と喜んだ。
 島仲信秀校長は「上を向いて頑張って」、反橋所長は「面接の練習回数を増やすなど、合格に対する執念が違っていた」と祝福した。
 八重山からは過去3人が入校している。

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