5月日告示、6月7日投開票の県議選石垣市区(定数2)で、自民党公認の現職、大浜一郎氏()は7日、石垣市内のホテルで記者会見し、再選を目指して出馬する意向を表明した。「私が一貫して掲げてきた政治哲学は離島振興だ。次期沖縄振興計画で、離島振興は最も重要な政策であるという位置付けを確実なものにしたい」と強調。米軍普天間飛行場の辺野古移設、石垣島への陸上自衛隊配備は容認を明言した。
県と国の信頼関係が失われている現状に懸念を示し、玉城デニー知事について「県トップリーダーとしての力量が極めて乏しい」と批判。県政との対決姿勢を鮮明にした。
次期沖縄振興計画の期限切れが2021年度末に迫る中で「沖縄振興は正念場だ。このような県政の状況を一刻も早く立て直さなくてはならない」と訴えた。「重要なのは県と国の信頼関係」と述べ、国とのパイプを生かした政策実現に意欲を示した。
池間義則後援会長は「大浜氏は補選で当選して1年ちょっとだが、福祉や経済政策など多くのことに取り組んできた。引き続き頑張ってほしい」とあいさつ。中山義隆市長は「2年後の知事選に向け、野党がしっかりと沖縄の将来を見据え、声を上げなくてはならない」と求めた。
自民党県連の島袋大幹事長は「県議選は県政奪還への重要な戦いだ」とげきを飛ばした。自民党石垣市支部の石垣亨支部長、自民党沖縄第4選挙区支部長の西銘恒三郎衆院議員も支持を呼び掛けた。