石垣寄港中止を評価 台湾客も体温検査実施 中山市長新型肺炎対策で

 香港発のクルーズ船「ウエステルダム」乗客に新型コロナウイルス感染の疑いがあり、日本政府の要請を受け石垣入港が中止になったことについて、中山義隆市長は8日、「新型肺炎に感染している疑いがあるので、入港を拒否した政府の対応は良かった」と評価した。八重山日報の取材に答えた。
 クルーズ船の入港中止による今後の影響に関しては「キャンセルが相次いでいるのはやむを得ない」とした上で「中国からのクルーズ船はそう多くないが、台湾からのクルーズ船が減ると影響は大きい」と述べ、今後、対応を検討する考えを示した。
 7日に開かれた自民党石垣市支部の新春の集いでは、那覇検疫所石垣出張所が中国本土からのクルーズ船だけでなく、台湾から石垣港に寄港するクルーズ船の乗客に対しても、サーモグラフィによる体温検査を実施していることを明らかにした。

 中国客は当初から鳥インフルエンザ対策で体温検査の対象となっていたが、台湾客は書類による検疫のみだった。
 石垣島は台湾客が多いため、中山市長は台湾客の体温検査も実施するよう要請したが、同出張所は難色を示した。このため「市が自分で持っているサーモグラフィでチェックする体制を整えていた」と述べた。
 その後、中山市長が自民党の宮崎正久衆院議員を通じて厚生労働省に対応を直訴したところ、急きょ、2月から台湾客も体温検査の対象とするよう方針が変更されたという。
 市港湾課によると「ウエステルダム」は7日に石垣寄港予定だった。10日予定だった台湾基隆発の「スーパースターアクエリアス」の石垣寄港も中止になった。

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