ロッテ、楽天モンキーズ下す 若手選手の活躍光る アジアゲートウェイ交流戦

華麗な守備を見せた西巻賢二内野手(左上)、勝利をつかみハイタッチするロッテの選手ら(右上)、6回表、センターに本塁打を放つ岡大海選手(下)=9日、石垣市中央運動公園野球場

 「アジアゲートウェイ交流戦パワーシリーズ2020in石垣島」と題した、石垣島でキャンプ中の千葉ロッテマリーンズと台湾のプロ野球チーム・楽天モンキーズの試合が9日午後、石垣市中央運動公園野球場で行われ、ロッテが接戦を制し7―6で楽天モンキーズを下した。
 2回裏、楽天の林承飛の二塁打などで1点を先制。ロッテ打線は先発の江國謙の好投に5回まで沈黙した。
 楽天の投手が萬昭清に代わった6回表、ロッテのルーキー福田光のライト前ヒットを皮切りに、4番岡がセンターに本塁打を放つと、続く5番菅野が右中間に二塁打、同じくルーキーの佐藤の適時打でこの回3点を返した。
 楽天の6回、7回、8回の攻撃では林立、林承飛の本塁打を含む5点を返され、4―6で迎えた9回表、2年目の藤原の適時打や福田光の2点適時打で逆転。9回裏を0点に抑え勝利した。

 代走で出場した育成の和田康士朗選手の走塁やことし移籍してきた内野手の西巻賢二選手の好守など若手選手の活躍も光った。注目のルーキー佐々木朗希投手の登板はなかった。
 試合を終えてロッテの井口資仁監督は「新人も自主トレをしっかりやってくれて即戦力としてチームに刺激を与えてくれている。第3クールでは細かいプレーも入ってくる。まだまだ課題もあるので沖縄本島(の練習試合)ではいろいろと試していきたい」と話した。
 両チームの応援に駆け付けた大勢のファンは試合後にエール交換を行い、両者の健闘を称え拍手に包まれた。球場外では両チームの選手によるサイン会も行われた。
 試合結果は次の通り。
 千葉ロッテ   000002013|7
 楽天モンキーズ 010002210|6
 
 (ロ)小島、佐々木千、サントス、山本、原―柿沼、江村
 (楽)江国謙、萬昭清、張喜凱、林逸翔、劉昱言、呉丞哲―劉時豪
 ▽本塁打=岡(ロ)、林立、林承飛(以上、楽)
 ▽二塁打=菅野、佐藤(以上、ロ)、林承飛、林智平②、(以上、楽)

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