石垣市の長田御嶽に祀られている長田大主の子孫・長栄姓門中の人々の見守る中、33年ぶりに鳥居の建て替えがこのほど行われた。
宮大工の宮良善嘉さんらが新しい鳥居建立の作業を担当した。上質なひのきを使用し、風格のある鳥居が完成した。現在ではコンクリート製の御嶽が多いが、長田御嶽は唯一木造にこだわっている。
八重山の神職のトップにあたる大阿母(ホルザー)24代目の石垣博子さんが取り替え式で祈願を務めた。
同門中で、八重山の歴史学者・石垣博孝さんは「33年も経ってやっと鳥居が新しくなる。これからもみんなで守っていきたい」と話した。