少年少女柔道教室「みんなでじゅうどう」(主催・県柔道連盟八重山支部、後援・全日本柔道連盟)が16日午前、市民総合体育館武道場で開かれた。
講師に朝飛道場・慶應義塾大学柔道部師範の朝飛大(あさひだい)氏、JR東日本所属の中山有加氏、講師補助として全日本柔道連盟の田中愛恵(まなえ)氏を招き、約90人が柔道の楽しさを学び柔道の基本指導を受けた。
経験者と未経験者に分かれて行われた実技指導では、朝飛さんが経験者に立ち方や相手によって有利な組み手を教えるために、部位ごとに番号を記した道着を用意し、打ち込みなどを指導した。
未経験者には中山さんと田中さんが礼法、出足払い、受け身の練習などを楽しく教えた。
朝飛さんは「試合に勝っても負けても成長できる。父母の言うことをよく聞いて一生懸命に頑張って下さい」と激励した。
中山さんは「柔道を続けることで勝てるようになる。始めていない人はぜひ柔道を始めてほしい」と呼び掛けた。
田中さんは「未経験の人には畳の上で楽しむことを知ってもらいたかった。元気な子が多くてぜひ柔道をやってほしい」と期待した。
朝飛さんに指導してもらった渡慶次彩華さん(10)=石垣小4年=は「番号が振ってある道着が一番わかりやすかった。初めて習ったこともあったし、習ったことをプラスして稽古したい。柔道は投げた時の達成感が楽しいので試合で勝てるように頑張りたい」と笑顔で話した。