金城氏ら元山氏とトーク 陸自配備、県全体で考えて

県民投票と石垣の住民投票について議論した宮良氏(左端)と金城氏(左から2人目)、元山氏(右端)=24日夜、那覇市安里

 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、埋め立ての賛否を問うた県民投票から1年を迎えた24日、実施に向けて署名活動を行った元山仁士郎氏ら有志が「2・24音楽祭2020」と題したイベントを那覇市内で開催し、トークセッションも行われた=写真。
 石垣市平得大俣への陸自配備を巡り、住民投票の実施を求める金城龍太郎氏、宮良麻奈美氏も参加。元山氏と議論した。金城氏らは陸自配備を離島だけの問題ととらえず、県全体の問題として考えてほしいと呼び掛けた。

 トークで宮良氏は「同級生にも政治問題に関心を持っている人はいる。自衛隊誘致をしたい人と口論になったこともあった」と振り返った。
 金城氏は投票実施を求め石垣市を訴えた裁判が係争中で、家族にも影響が出る可能性があることを危惧した。そして「(住民が配備を)考えるきっかけになれば」と話し、住民投票の意義を強調した。
 元山氏は県民投票を求めたが、「本土の人からは(移設に)反対していると受け止められた。本当は悩んでいるのだが、伝えられない。歯がゆい」と述べ、県内には複雑な住民感情があると訴えた。
 また宮良氏は「(求める会を)立ち上げた時に反対運動にしないことを共通認識とした」と説明。金城氏は「配備賛成の人が署名を集めてくれたこともあった。会の中にも賛成しつつ(移設)場所を皆で考えたいという人もいる」と紹介した。

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