石垣島ビール工房株式会社(堀修代表取締役)が2月29日、米国のクラフトビール製造会社「AtG社」との独占契約で醸造した石垣島産ビール全6種類の提供を、石垣島ビール工房レストランAGAINST THE GRAINで開始した。
石垣島ビール工房株式会社は2018年1月に設立し、日本を含むアジア地域での独占製造販売契約をAtG社と締結。堀代表によると、AtG社との契約は日本で初という。
昨冬、米国ケンタッキー州のAtG社から醸造責任者が来島し、石垣島の気候や食文化に合わせたクラフトビールの開発に協力した。
レストラン店内に鋳造所があり、仕込み終えたビールを今年1月から順次、店内で提供していたが、この日初めて、島産・県産パイナップル果汁を使用したビールなど、全6種類を一斉に提供した。
税込価格は▽グラス(330ミリリットル)800円▽メガジョッキ(1リットル)2000円▽タワー(3リットル)5500円。
今後は、レモングラスや月桃などの素材を生かしたビールの商品化を進めていく。3月中には瓶ビール、4月中には缶ビール(350ミリリットル)も販売する予定。
堀代表は「それぞれ味わいが異なるビール。季節や気分に合わせて飲んでほしい。沖縄本島や県外も視野に入れるが、クラフトビールは地元に馴染んでこそ」と笑顔を見せた。