石垣市内の県立高校で1日、卒業式が開かれ、八重山高校、八重山農林高校、八重山商工高校・同定時制(前期・後期)から今年度、計450人が卒業した。今年は新型コロナウイルス拡大防止のため、短縮・簡略化された式となった。
このうち八重高(仲舛盛順校長)では男子107人、女子130人の計237人が卒業認定を受けた。仲舛校長から証書を手渡された卒業生ははにかんだり、ほほ笑んだりと、思い思いの表情を見せた。
田渕鈴夏生徒会長が送辞を述べ、「先輩方らしく、前を向いて、ご自分の道に進んで」と門出を祝し、健康と活躍を祈った。
卒業生を代表して3人が答辞。荒谷南登君は「八重山高校で得た経験や知識、両親から学んだ愛情や厳しさ。学んだ全てのことを胸に羽ばたいていく」と述べた。
熊野大咲君は「戻りたくても戻れない。それはこれからの人生でも同じが、仲間は一生の宝となる」、平良まつりさんは「家族へ。ここまで育ててくれてありがとう」と同級生や保護者に呼び掛けた。
全卒業生が起立し、各クラスの生徒らが順次、自分たちの担任に一言ずつ感謝の言葉を述べる場面もあった。
下地駿麻君が仲舛校長に記念品目録を贈呈した。