県議会(新里米吉議長)は12日午後、各派代表者会を開催し、県から新型コロナウイルス感染症の緊急対策について説明を受けた。謝花喜一郎副知事は、国、県の対策に関する経費を今年度と来年度の予算案に盛り込むため、それぞれ補正予算案を編成する方針を示した。現在開会中の2月定例会の日程変更が必要になるが、代表者会は了承した。
県は9日、国は10日に新型コロナ感染症に対する緊急対策を発表した。県は国が発表した対応策に必要な経費を今年度補正予算に、県の緊急対策に必要な予算を来年度補正予算に、それぞれ計上する予定。
玉城デニー知事は18日、県議会に補正予算案を提案。県議会は23日の本会議後、予算特別委員会で補正予算案を審査し、翌日に採決する。27日の本会議で補正予算案を採決する予定。
謝花氏は新型コロナウイルスに対応する補正予算について「今回で終わりではないと思う。新年度になり、政府が第3、第4の対応策を出せば、合わせることも視野に入れている」と述べ、第2次補正予算案を来年度に提案する可能性に言及。「臨時議会(の開催)も視野に入れないといけない」と述べた。