第41代ミス八重山が14日、海開きで発表され、「ミス南十字星」に石垣楓さん(22)、「ミス星の砂」に掘井紗らさん(23)、「ミスサンゴ」に新里穂乃花さん(19)が選ばれた。3人は1年間、八重山諸島の親善大使として、公式行事や交流事業に参加し、国内外でPR活動を行う。
海開きで3人の名前が発表されると、沖縄三大名花のひとつ、黄胡蝶(オオゴチョウ)の赤橙色をモチーフに、八重山の伝統織物ミンサー織のテキスタイルデザインの衣装をまとった3人が登場。衣装は株式会社あざみ屋が企画制作を担当した。
第40代ミス八重山の3人からは「ミス八重山」のタスキ、第41代ミス八重山の3人からは花束がそれぞれ手渡され、YVB会長の中山義隆市長からは認定証が贈られた。
石垣さんは「個性的な島々が残る八重山諸島の魅力を学び、新たな島の良さを発見していきたい」と抱負。
掘井さんは「これまで培ってきた海外経験を生かし、国内外へ発信していけるよう努めていきたい」と意欲を述べた。
新里さんは「八重山の地元の方にも魅力を再発見し、誇りに思ってもらえるようなPR活動を頑張りたい」と意気込んだ。
第40代ミス八重山を務めた3人は、海開き式でそれぞれ充実した1年間の活動を振り返り、関係者への感謝の言葉とともに抱負を述べた。
「ミス南十字星」の金嶺葉月さん(27)は「1年間貴重な経験をさせていただいた。島々のことを深く学べたことは財産であり、地元愛がさらに強まった。八重山の誇りをこれからも若い人に向けPRしたい」と笑顔を見せた。
「ミス星の砂」の金城純美(同)さんは「全国には八重山ファンが多くいることがわかった。活動の中で出会えた人、見えた景色、どれも私を成長させてくれた。これからは社会人として頑張っていきたい」と抱負を述べた。
「ミスサンゴ」の名幸由梨奈さん(24)は「本島出身の私としては、小さい子どもも郷土芸能をしたり、島に誇りを持っていてとても魅力的な島々だと感じた。これからも八重山や沖縄のために役に立てるようスキルアップし、沖縄を支える人材になりたい」と力強く話した。