竹富小学校の児童がこのほど、社会科校外学習の一環でユーグレナ竹富エビ養殖㈱(新田長男代表取締役)の養殖場を訪問した。豊かな自然環境と地理的条件を生かして、特産品のクルマエビがどのように育てられ全国に出荷されているのかを学んだ。
児童らは5つある広大な養殖池の周囲を歩きながら、同社の狩俣まこさんから説明を受け、島のきれいな海水を使用していること、ひとつの池に100万尾以上のエビがいること、良質なエサ(イカ)を食べていること、きれいな海水を保つために池に潜って清掃していることなどを学んだ。また昨年導入された自動選別機を見学し、機械化された出荷風景や、全国の市場に新鮮なエビを届けるための様々な工夫を学んだ。
水揚げされたばかりのクルマエビを夢中で試食していた上勢頭舞音さん(小6)は「手際の良さと真剣な眼差しに、働く人の姿勢を感じた」と感銘を受けていた。
養殖場長の笠井誠人氏は「ここは日本で一番機械化されたクルマエビ養殖場。子どもたちが将来地元に戻ってきた時に仕事ができるようにしていきたい」と児童の見学を歓迎した。(隅田賢通信員)