元石垣市議会副議長の東嘉弥眞弘(ひろし)氏(享年84歳)=宮良=が政府から従六位に叙され、17日午後、石垣市議会で長男の正(ただし)さん(64)が平良秀之議長から位記(いき)を伝達された。
東嘉弥氏は生前の2005年に副議長として地方自治功労旭日双光章も受章した。
1949年に宮良初等学校を卒業。56年9月、市議に初当選し、16年間にわたり市政に貢献した。1994年には議会選出監査委員、98年からは副議長として新空港建設問題の解決などに尽力した。昨年12月23日に病気のため死去した。
正さんは「いつも朗らかな人だった。農家上がりだったから『働く人々の汗を市政に』がスローガンだった」と故人をしのび「『心配せずに安らかに眠って』と父に伝えたい」と話した。
平良議長は「空港問題では(東嘉弥氏が)大きな力になった。北部、旧大浜町の委員会でも責任を全うした」と功績をたたえた。