中国EC企業アリババグループの創業者、ジャック・マー(馬雲)会長から日本医療国際化機構を通じて沖縄県医師会(安里哲好会長)にマスク1万枚が届いた。19日午後、同医師会でマスクが公開され、宮里達也副会長は「各地区の医療機関に送り、有効に活用していきたい」と述べた。
アリババは合計100万枚のマスクを日本に送っており、中国のSNS・微博(ウェイボー)で「必要とする人の助けになることを望む。アリババの気持ちだけでなく、大勢の中国人の気持ち。中国のように日本の状況が好転することを願う」とメッセージを投稿している。
沖縄に届いたマスクは、KF94と呼ばれる高機能品(N95規格と同等品)で、20日以降、各地区の医師会に配送され、23日には各医療機関に分配される予定。
宮里副会長は、マスク寄贈に「新型コロナウイルスの感染が心配されている状況で、1万枚が届き、大変ありがたい」と感謝した。