ゲットウ(方言名サミン)の白い花が咲き出した。例年だと4月ごろ開花するが、今年は暖かい日が多いせいか、開花が早まったようだ。
ゲットウはショウガ科の多年草で、草全体に香りがあり、八重山ではカーサームーチーと言って、葉は餅を包むのに用いられる。
花は光沢があり、白に黄色や紅色のすじのある花を垂れ下がるようにして咲かせる。うるずんの季節が到来する4~5月にかけて、各地で見ごろを迎える。
一方、日差しもすっかり夏の気配。23日は曇り空で気温は25度までしか上がらなかったが、前日は石垣市盛山で28.2度を記録するなど、7つの観測地点で今年一番の暑さとなった。(南風原英和)