新型コロナウイルスの感染拡大の影響で東京五輪の延期が決まったことを受け、5月の予定だった石垣市での聖火リレーも延期になった。
聖火ランナーに選ばれた元WBA世界ジュニアフライ級王者でタレントの具志堅用高さん(65)=石垣市出身=は「非常に残念。(聖火リレーの)5月2日をすごく楽しみにしていた」と心情を吐露。「世界中にコロナのひどい影響があり、しょうがない。安心安全が優先。素直に決定を受け止めたい」と話した。
中山義隆石垣市長は「新城幸也選手をはじめ、市出身のアスリートの活躍も期待していたので大変残念。しかし世界的な新型コロナウイルス感染症の影響での延期はやむを得ない」とコメント。「コロナウイルスが終息し来年、万全の体制で東京オリンピックパラリンピックが開催されることを願う。また欧州の新型コロナが収まればホストタウン提携したサンマリノ、ルクセンブルクの両国との交流も再開したい」と前を見据えた。
国際オリンピック委員会(IOC)と東京2020組織委員会は24日、東京五輪の延期を発表。これに伴い石垣市は25日、東京オリンピック聖火リレー沖縄県実行委員会から延期の通知を受けた。