新型コロナウイルスの感染拡大で、竹富町は1日、竹富島や西表島など町内の島を訪ねる旅行者に手洗いの励行とマスクの着用など来島時の心得を呼び掛けるチラシを石垣港離島ターミナルで配った。
町防災危機管理課の通事太一郎課長ら職員6人が各島に向かう客船を待つ旅行者にチラシを渡した。
チラシには手洗い、マスクのほか、換気の悪い密閉空間、多人数の集まる密集場所、間近で会話する密接場面の3つの「密」を避けるよう促している。各島には医師、看護師が1人ずつしかいない医療体制の限界もアピールし、協力を求めている。
チラシ配布は「感染した旅行者も訪れるのではないか」と島民が心配しているのを受けて実施した。小中学校の春休みの終わるまで毎日続ける。
通事課長は「旅行者も快適に島を訪ねられる意味でも理解を得たい」と話した。