沖縄県市長会(会長・島袋俊夫うるま市長)の2020年度第1回総会が3日、県市町村自治会館で開かれた。九州市長会総会提出議案の審議では沖縄、宜野湾、豊見城、糸満、石垣の5市から出された要望を確認した。
総会には11市のうち宮古島市長を除く10市長が出席。島袋会長は、うるま市の家畜伝染病の豚コレラ感染で心配をかけたことや新型コロナウイルス感染症への対応などに触れたあと、提出された議案の慎重審議を呼び掛けた。
九州市長会総会への提出議案は▽教育のICT環境整備にかかる財政支援(沖縄市)▽個人住民税等について、外国人等出国した納税義務者から確実に徴収可能となる具体的な対策を講じること(宜野湾市)▽季節性インフルエンザ予防接種の対象者拡大(豊見城市)▽幼児教育・保育無償化の拡充(糸満市)▽子育て安心プラン及び保育所等整備交付金の実施期間延長(石垣市)―の5項目で、それぞれについて説明があった。
選任された全国市長会、九州市長会の役員は次の通り。
【全国市長会】理事=桑江朝千夫(沖縄市長)▽評議員=松川正則(宜野湾市長)、山川仁(豊見城市長)、下地敏彦(宮古島市長)
【九州市長会】理事=上原昭(糸満市長)、中山義隆(石垣市長)