八重山観光フェリー㈱(大松宏昭代表取締役社長、YKF)と㈲安栄観光(森田安高代表取締役)は7日、中国武漢を発生源とする新型コロナウイルス感染拡大による旅客海運需要の減少や「緊急事態宣言」の発令などを受け、9日から竹富地区の定期船航路の減便を発表した。石垣―竹富航路など、全体で通常の4割ほどでの運航となる。減便期間は感染終息の見通しが立たないため未定で、決定しだい発表するという。
各社ホームページ上では9日からの定期船時刻表を掲載。石垣―竹富、石垣―小浜航路は通常の13便から4便になるなど、全体で約6割減となる。
8日からは全観光プランも一時停止され、停止期間については状況により判断する。
安栄観光は営業時間も開始・終了時刻を1時間ずつ短縮し、午前7時から午後7時までとしている。
竹富島の島民の1人は取材に「コロナ対策に協力したい気持ちは強い」とする一方、「減便によって逆に船内が密集するのではないか」と危惧(きぐ)した。