県は10日、県外の空港から石垣空港に着く直行便の乗客を対象にサーモグラフィで表面温度を測る措置を始めた。
サーモグラフィは到着ロビーの出入り口に設けた。レンズのとらえる人体の温度が37.5度を超すと画面がオレンジ、赤色に染まり、該当者には県八重山保健所への連絡を促すチラシを渡す。
初日は羽田空港(東京)、中部国際空港(愛知)発の2便を対象に実施した。県職員がカメラの前を通り過ぎる乗客のシルエットを画面を通じて観察し、色が付くかどうかをチェックした。乗客は計約30人で該当者はいなかった。
県内空港へのサーモグラフィ設置は9日の那覇空港に次ぐ。石垣空港と同時に宮古空港にも設けられた。県外からの直行便を中心に6月30日まで行う。
県空港課は「感染防止のため協力をお願いしたい」と乗客に呼び掛けている。