新型コロナウイルスの影響で、八重山3市町の公立小中学校は7日から休校しているが、石垣市では市教育委員会が主催する自主学習会などが各小学校で開催されている。
11日、600人以上が通う市内の大規模小学校では、学習会に10人が参加した。
学習会は午前8時半から時まで。入口にはアルコール消毒液が置かれ、3クラスに分かれた児童の席は間隔を空けて配置された。
教員が児童に付き添い、それぞれが持参したドリルなどの教材に取り組んだ。
担当教諭は「決まった児童が通うことが多い。密集を避けるため、コミュニケーションもなるべく取らないようにしているので、児童も飽き始めている。折り紙やNHKの教材ビデオなどを見せたりと工夫はしているが、いつまで続くか」と不安を募らせた。
3年生に進級した女子児童は「きょうは国語と算数のテキストを勉強した。毎日おうちにいてもひま。犬の散歩をしたり、家の中でテレビを見たりしている」と話した。
学校側は、学習会後は使用した机などのアルコール除菌が実施されるなど、感染防止対策の徹底を図っている。