中山義隆市長は11日午後、全国101局で生放送されるラジオ番組に電話出演し、石垣島での新型コロナウイルス関連情報を発信した。中山市長は取材に「石垣の状況と、コロナが落ち着いたら観光客の皆さんに来ていただきたい気持ちを伝えたかった」と出演意義を説明。定期的な情報発信について「役所の方で情報をどのような形で出せるか精査している。できれば回数多く出したい」と答えた。
放送されたのは、東京スカイツリータウンスタジオから毎週土曜日に生放送されている音楽番組「あの頃青春グラフィティ」。
中山市長は市内ホテルにあるFMいしがきサンサンラジオのスタジオからの電話中継で7分ほど出演した。
番組では▽インターネットで流れた「南の島は安全」などの根拠のない情報▽観光業従事者の心境▽感染病床の少なさ―などについて説明。
担当パーソナリティの岡野美和子さんから「別の地域からウイルスを運ばないように気をつけてほしいですよね」と尋ねられ、「医療機関も脆弱(ぜいじゃく)。どこの離島も来島自粛を呼び掛けている」と答えた。
全国のリスナーに向け「2週間の休校措置をとっているが、ようやく1週間が経ったところ。今後の1週間も厳しいが、皆で力を合わせて感染拡大を防ぎたい。上手く終息したら、ぜひ石垣島に遊びに来て」と呼び掛けた。