石垣市内で新型コロナウィルス感染症の感染者が増加していることを受け、石垣市は、かりゆし病院(境田康二院長)、石垣島徳洲会病院(池原康一院長)の協力を得て17日午後1時から石垣市中央運動公園野球場会議室に「新型コロナウィルス感染症相談外来」を開設した。
相談外来は新型コロナウィルス感染症の濃厚接触者と疑われる市民の不安を取り除くため、トリアージ(優先順位付け)を目的に開設。医師による問診の上、必要な対応を判断する。
感染症疑いが強い人には感染症指定医療機関である県立八重山病院を紹介するため、来訪者へは保険証の持参を呼び掛けている。
あわせて濃厚接触の可能性のある日時や症状が発生した日時などの記録を明確にするよう事前に確認するなど協力を求めている。
この日は施設に外来ブースが設けられ、換気対策もとられた。開設時間の午後1時ごろ、かりゆし病院の境田医師が訪れ、市の保健師や事務職員に対し、密集をさせないことの徹底や感染が疑われる来訪者との接触する上で気をつけるポイントなどの諸注意を受けた。
中山義隆市長は17日のツイッターで、相談外来の設置に関し「八重山病院や八重山保健所への問い合わせが増え、機能マヒを防ぐこと、また接触者を早めに取り組むため」と説明。「発熱など自覚症状や感染者との関わりがある方などはお電話いただき、相談問診の上、外来へお越しください」と呼び掛けた。
八重山保健所の森近省吾所長は「飲食店などで不特定多数の濃厚接触者がいる可能性があることから、市と協力医療機関が後手後手にならないように、必要な人を検査に結びつける体制を整えてくれた」と述べた。
午前9時から午後零時まで看護師、保健師による電話での問診を行い、必要があれば午後の相談外来予約を受ける。
午後1時から4時は相談外来でバイタルチェック(体調管理表の記入)と医師による追加問診を実施する。開設期間は26日まで。以降については状況に応じて運用の継続を検討する。
外来予約電話番号は
①070-5273-7900
②070-5273-7901
③070-5273-7902