「コロナにマケナイ!」 動画でプランターメッセージ 鳩間島から世界へ

プランターで「ハトマ コロナにマケナイ!」とのメッセージを発信する島民と鳩間小中学校の教職員=(YouTubeより)

 「感染拡大阻止」をスローガンに、竹富町鳩間島から世界にメッセージを発信しようと、鳩間小中学校の教職員と島民らが17日、「鳩間島 ~コロナにマケナイ!」と題した映像を動画共有サービス「YouTube」で公開した。参加者は25人。「観光業で成り立っている八重山の住民は今、大打撃を受け窮地に追い込まれています。しかし今、コロナの脅威に晒されている世界中の人々もたくさんいます。まずは一人ひとりが始めないと世界につながらない。みんなで頑張りましょう」と強く願っている。

 動画のきっかけは、同校の入学式に使う予定だったプランター約100個。新型コロナウイルス感染拡大の影響で式が延期となったことから、花が枯れる前に何かしようと模索。
 「祈る! 八重山感染ゼロ!」をスローガンにした映像作製を思案していたが、13日、八重山での感染者が確認されたため、「感染拡大阻止」にスローガンを変更し、同校校庭にプランターで文字を象りドローンで撮影した。
 動画では上空から映されたプランターメッセージ「ハトマ コロナにマケナイ!」や、堤防に並ぶ島民らがTシャツで「感染拡大阻止 島を守る」、横断幕では、「コ」「ロ」「ナ」を組み合わせると「君」になることから、「負けないぞー‼ 君には」「鳩間から日本を元気に‼」と発信。
 エンドロールでは「戦う相手は人ではなくコロナウイルス みんなで踏ん張りましょう 島でも、マスク着用・手洗い・三密は避けるなど注意しながら生活してます 『島から感染者は出さない!』」と決意を新たにしている。全3分34秒。
 ドローンでの撮影に協力したDA PUMPの元メンバーで、小浜島で民宿「みやら荘」を営む宮良忍さん(40)は取材に、「小さな島から発信されることが今後、大きな力となって返ってくると思います。鳩間島が大好きな皆さん、笑顔で再会できることを僕は信じています」と話した。
 動画は次のURLかQRコードからYouTubeで閲覧可能。https://youtu.be/sAFh0JJf6pE

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