【視点】新たな法廷闘争に強まる懸念

 河野太郎防衛相は「県が適切に対応いただけると思う」と述べた。
 知事は記者会見で「今は国も県も一丸となって新型コロナウイルス対策に取り組む時期だ」とも強調し、新型コロナウイルスの感染拡大で県が緊急事態宣言を出した直後、設計変更を申請した国の姿勢を疑問視した。
 反対派は「県が新型コロナへの対応で忙殺されている時に、どさくさに紛れて申請した。急ぐ必要などないはずだ」と反発を強めている。
 辺野古移設工事の現場では新型コロナウイルスの感染者が発見され、工事が一時中断した。だが国が事務的な手続きまでむやみに止めるはずはない。知事が事務の繁忙さを訴えるなら、県の都合を無視して申請した姿勢を憤るより、事前に申請時期の調整ができないほど、県と国の信頼関係が損なわれている現状を深刻にとらえるべきだ。
 国がこのタイミングで申請したのは、6月に控える県議選への影響を最小化させたい思惑があるとの憶測もある。申請に対する県の強い批判を受け、移設を容認する自民党の県議からは、早くも不安の声が上がっている。
 移設に対する県民世論のマイナスイメージが根深いものがあるが、国も必要性を丁寧に説明する努力を怠るべきではない。

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