玉城デニー知事は24日午後、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ゴールデンウイーク(GW)期間中、観光客の来県と県民の外出を自粛するよう呼び掛けた。
3月の連休期間を境に感染者の数が爆発的に増えた自治体があると示し「連休中の行動が重要。この期間の行動が2週間後の沖縄や日本の姿を作る。長期の外出や事業活動の自粛で多くの県民や事業者が苦しい思いされているが、今が踏ん張りどころだ」と強調。県民に行動自粛を求めた。
県外に向け「来沖予定でも、愛する沖縄を守るために今は我慢して」と旅行取りやめを要請した。
県内では沖縄市でクラスター(感染者集団)が発生している。玉城知事は、定期総会や会議など多くの人が集まる場の中止を求め、GW期間中は「レクリエーションやスポーツもやめて」と述べた。
緊急の場合を除き、本島と離島間、離島と離島の間の行き来をやめ、他県への移動も中止すべきだとした。
観光関連産業や公共交通機関への悪影響も懸念されるが「県独自の支援策などに迅速に取り組む。収束後の観光のさらなる発展に向けて、事業の継続と雇用の維持にも全力を尽くす」と訴えた。