GW、延べ1300人宿泊予約か コロナ懸念、市長ら自粛要請 石垣市

記者会見で危機感をあらわにする中山市長=21日、石垣市役所

 ゴールデンウィーク(GW)中の5月1日~6日までの6日間、石垣市の宿泊施設に、少なくとも延べ約1300人の予約が入っていると推計されることが石垣市観光文化課の調査で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、玉城デニー知事はGW中の来県を自粛するよう呼び掛けているが、依然、八重山にも多数の観光客が訪れる可能性があり、住民の懸念が高まりそうだ。

 調査は23日、市内のリゾートホテル17軒、ビジネスホテル27軒、ウィークリーマンション8軒の計52事業所を対象に電話による聞き取りで実施。推計で、5月1日~6日の延べ宿泊者数は1291人、1日当たり宿泊者数は215人だった。この中にはGW以前からの長期滞在者も含まれる。
 同課が把握する宿泊施設は280事業所あり、今回の調査対象は約2割に当たるが、収容人数の合計は8千人強で、市が把握する全体の収容人数の約7割に当たる。宿泊予約数を実数ではなく「通常の何割程度」のように回答した宿泊施設に関しては、市がおおよその宿泊者数を推計した。
 調査対象のうち、4割に当たる18事業所は、既に休業か営業自粛中だった。
 新石垣空港と本土を結ぶ直行便は24日までに全て運休し、GW中の運航再開は予定されていない。
 大手航空2社の沖縄路線のGW(29日~5月6日)予約状況(22日現在)を見ると、上り・下り合計でJAL・JTAグループが2万6941人(予約率34・1%)。ANAは3万104人(同12・6%)。新型コロナウイルスの影響で予約数は共に前年の1割強に落ち込んでいるが、GW期間中、県内外に数万人が移動する可能性がある。
 県内では4月以降、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しており、専門家会議の分析では、感染源は3月下旬以降に来県した観光客などである可能性が高い。
 21日の記者会見で中山義隆市長は、石垣島への渡航予定者に対し「来島は絶対にやめてもらいたい」と要請。市の観光施設は6日までの緊急事態宣言期間中の閉鎖が発表がされたばかりで「島民には外出自粛をお願いしているが、観光客が気づかないうちに感染を広げたら、島民のこれまでの努力が水の泡になる」と警戒感を示した。
 玉城知事も24日の記者会見で、来県予定者に対し「愛する沖縄を守るためにも今は我慢して」と求めた。

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