新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校措置を取っていた石垣市、竹富町の小中学校が11日から、始業式、入学式を迎える。臨時休校による1カ月間の延期を経て、いよいよ迎える晴れの日。各校では式典の準備を進めるとともに、学校再開のための「検温」「マスク着用」などの諸連絡を徹底している。
このうち、石垣市立伊野田小学校(我那覇隆校長)では11日に始業式、12日に入学式を迎える。新入生は3人。入学式後には全児童が16人となる。
1~2年、3~4年、5~6年で1つとする複式学級で、大規模校のような「3密(密集・密接・密閉)」はないものの、各家庭には児童への検温実施やマスク着用などの徹底を呼び掛け、校舎内ではスイッチやドアノブなどの消毒も欠かさず行うという。
3~4年担当の玉城圭太教諭は「児童も保護者も勉強面が不安だと思う。家庭とも協力しつつ、学習支援していく。また自粛で動いていないと思うので、体力面でも充実させるよう取り組みたい」と話した。